2010年7月28日

CentOSにおけるNICのボンディング対応のメモ

CentOSにおけるNICのボンディング対応のメモ
ボンディングと呼んだり、チーミングとかトランキングと呼ぶ、複数のNICを1つのNICとしたり、冗長構成する仕組みです。

ボンディングには数パターンの設定がありますが、今回はNIC2つでActive-Backupの構成を設定します。

■NIC 1つ目の設定変更
[root@gold ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
# Intel Corporation 82573L Gigabit Ethernet Controller
DEVICE=eth0
#BOOTPROTO=dhcp  ←コメント化
BOOTPROTO=none  ←追加
HWADDR=XX:XX:XX:XX:XX:XX
#ONBOOT=yes  ←コメント化
MASTER=bond0  ←追加
SLAVE=yes  ←追加
USERCTL=no  ←追加


■NIC 2つ目の設定変更
1つ目と同様

■ボンディングのモジュールを追加
[root@gold ~]# vi /etc/modprobe.conf
alias eth0 e1000e
alias eth1 e1000e
alias eth2 e1000e
alias scsi_hostadapter ata_piix
alias scsi_hostadapter1 usb-storage
alias bond0 bonding  ←追加


■ボンディングのインターフェース設定ファイルを作成
[root@gold ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0
DEVICE=bond0
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
USERCTL=no
VLAN=yes
BONDING_OPTS="mode=active-backup miimon=100 updelay=5000"
mode=アクティブ-バックアップ
miimon=MIIリンクモニタの監視時間間隔(ミリ秒)
updelay=リンク障害から復旧時にリンクを使用可能にするまでの遅延時間


■タグVLAN対応
タグVLANを使ってなければ、ifcfg-bond0をeth0やeth1を指定している部分に置換するだけです。
タグVLANを使っている場合は、「ボンディングしている+タグVLANを使っている」インタフェース設定ファイルが必要です。
[root@gold ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0.5
DEVICE=bond0.5
BOOTPROTO=none
BLOADCAST=192.168.5.255
IPADDR=192.168.5.13
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.5.0
ONBOOT=yes
USERCTL=no
VLAN=yes


■ネットワークを再起動
ネットワークを再起動して設定した内容を有効にします。
[root@gold ~]# service network stop
[root@gold ~]# rmmod bonding
[root@gold ~]# service network start


■テスト
設定したサーバにpingを飛ばしながら、設定したサーバでLANケーブルをそれぞれ抜き差しして1本抜いても通信できることを確認します。

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