ボンディングと呼んだり、チーミングとかトランキングと呼ぶ、複数のNICを1つのNICとしたり、冗長構成する仕組みです。
ボンディングには数パターンの設定がありますが、今回はNIC2つでActive-Backupの構成を設定します。
■NIC 1つ目の設定変更
[root@gold ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 # Intel Corporation 82573L Gigabit Ethernet Controller DEVICE=eth0 #BOOTPROTO=dhcp ←コメント化 BOOTPROTO=none ←追加 HWADDR=XX:XX:XX:XX:XX:XX #ONBOOT=yes ←コメント化 MASTER=bond0 ←追加 SLAVE=yes ←追加 USERCTL=no ←追加
■NIC 2つ目の設定変更
1つ目と同様
■ボンディングのモジュールを追加
[root@gold ~]# vi /etc/modprobe.conf alias eth0 e1000e alias eth1 e1000e alias eth2 e1000e alias scsi_hostadapter ata_piix alias scsi_hostadapter1 usb-storage alias bond0 bonding ←追加
■ボンディングのインターフェース設定ファイルを作成
[root@gold ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0 DEVICE=bond0 BOOTPROTO=none ONBOOT=yes USERCTL=no VLAN=yes BONDING_OPTS="mode=active-backup miimon=100 updelay=5000"mode=アクティブ-バックアップ
miimon=MIIリンクモニタの監視時間間隔(ミリ秒)
updelay=リンク障害から復旧時にリンクを使用可能にするまでの遅延時間
■タグVLAN対応
タグVLANを使ってなければ、ifcfg-bond0をeth0やeth1を指定している部分に置換するだけです。
タグVLANを使っている場合は、「ボンディングしている+タグVLANを使っている」インタフェース設定ファイルが必要です。
[root@gold ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0.5 DEVICE=bond0.5 BOOTPROTO=none BLOADCAST=192.168.5.255 IPADDR=192.168.5.13 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.5.0 ONBOOT=yes USERCTL=no VLAN=yes
■ネットワークを再起動
ネットワークを再起動して設定した内容を有効にします。
[root@gold ~]# service network stop [root@gold ~]# rmmod bonding [root@gold ~]# service network start
■テスト
設定したサーバにpingを飛ばしながら、設定したサーバでLANケーブルをそれぞれ抜き差しして1本抜いても通信できることを確認します。
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