2010年7月28日

CentOS5.5において、コマンドラインでゲストサーバを導入する(KVM virt-install)

CentOS5.5において、コマンドラインでゲストサーバを導入する(KVM virt-install)
コマンドラインでvirt-installを用いてゲストサーバを導入します。

■下準備
ゲストサーバは、DVDメディアから導入します。DVDメディアにFTPでアクセスします。
(ゲストサーバはCentOS5.5)

FTPサーバを導入
[root@gold ~]# yum install vsftpd

[root@gold ~]# /etc/rc.d/init.d/vsftpd restart
vsftpd を停止中:                                           [失敗]
vsftpd 用の vsftpd を起動中:                               [  OK  ]

CentOS5.5のメディアをドライブにセットし、ここをFTPのドキュメントルートになるようにマウントします
[root@gold ~]# mount /dev/cdrom /var/ftp/pub
mount: ブロックデバイス /dev/cdrom は書き込み禁止です、読込み専用でマウントします


■ゲストサーバの導入
下記のスクリプトを作成し、実行します
[root@gold ~]# vi virt-install.sh 
#! /bin/sh

virt-install \
--connect qemu:///system \  ←root権限でKVMを使用
--name=testvm1 \  ←仮想マシンの名前
--ram=512 \  ←割り当てるメモリ量(MB)
--file=/var/lib/libvirt/images/testvm.img \  ←イメージファイルのフルパス
--file-size=10 \  ←イメージファイルのサイズ
--vcpus=2 \  ←割り当てるCPU数
--os-type=linux \  ←OSのタイプ
--os-variant=virtio26 \  ←(対応していれば)最初からvirtio(KVM高速I/Oドライバ)を使う
--network bridge=br2 \  ←割り当てるネットワークI/F
--nographics \  ←グラフィカルモードを使わない
--accelerate \  ←可能ならばKVMあるいはKQEMUのカーネルアクセラレーションを活用
--hvm \  ←完全仮想化
--location='ftp://192.168.25.13/pub' \  ←インストールソースの指定
--extra-args='console=tty0 console=ttyS0,115200n8'  ←コンソールを使用
実行するとテキストモードでCentOS5.5のインストールが始まります。
通常のサーバと同様にお好みで設定します。
※割り当てているネットワークI/Fは、タグVLANを設定していないI/Fです。タグVLANのI/Fを指定すると、導入時に見つけてくれなかったので、タグVLANのI/Fは導入後に追加します。

導入されたゲストサーバを確認します。
[root@gold ~]# virsh dominfo testvm1
Id:             3
名前:         testvm1
UUID:           332c5d5c-b326-0269-9834-64994fd5bbb3
OS タイプ:   hvm
状態:         実行中
CPU:            2
CPU 時間:     31.3s
最大メモリー: 524288 kB
使用メモリー: 524288 kB
自動起動:   無効にする


タグVLANのNICを追加
ゲストサーバの設定ファイルを開きます。
[root@gold ~]# vi /etc/libvirt/qemu/testvm1.xml

  testvm1
  332c5d5c-b326-0269-9834-64994fd5bbb3
  524288
  524288
  2
  
    hvm
    
  
  
    
    
    
  
  
  destroy
  restart
  restart
  
    /usr/libexec/qemu-kvm
    
      
      
      
    
      ←導入時から設定したNICの設定のここから
        ←
        ←
        ←
      ←ここまでを追加するNICの数だけ下記にコピペ
      ←コピペ
        ←コピペしてMACアドレスを変更
        ←コピペして対応するデバイス名に変更
        ←コピペ
      ←コピペ
      ←コピペ
        ←コピペしてMACアドレスを変更
        ←コピペして対応するデバイス名に変更
        ←コピペ
      ←コピペ
      ←コピペ
        ←コピペしてMACアドレスを変更
        ←コピペして対応するデバイス名に変更
        ←コピペ
      ←コピペ
    
      
    
    
      
    
  

ゲストサーバが動いていたら止めます。
[root@gold ~]# virsh shutdown testvm1

ゲストサーバの設定内容変更を反映します。
[root@gold ~]# virsh define /etc/libvirt/qemu/testvm1.xml 
ドメイン testvm1 が /etc/libvirt/qemu/testvm1.xml から定義されました

ゲストサーバを起動します。
[root@gold ~]# virsh start testvm1
ドメイン testvm1 が起動されました

ゲストサーバにログインし、追加したNICにIPアドレス等の設定し、ホストサーバと同様にマルチホーミングの設定を行います。

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