コマンドラインでvirt-installを用いてゲストサーバを導入します。
■下準備
ゲストサーバは、DVDメディアから導入します。DVDメディアにFTPでアクセスします。
(ゲストサーバはCentOS5.5)
FTPサーバを導入
[root@gold ~]# yum install vsftpd [root@gold ~]# /etc/rc.d/init.d/vsftpd restart vsftpd を停止中: [失敗] vsftpd 用の vsftpd を起動中: [ OK ]
CentOS5.5のメディアをドライブにセットし、ここをFTPのドキュメントルートになるようにマウントします
[root@gold ~]# mount /dev/cdrom /var/ftp/pub mount: ブロックデバイス /dev/cdrom は書き込み禁止です、読込み専用でマウントします
■ゲストサーバの導入
下記のスクリプトを作成し、実行します
[root@gold ~]# vi virt-install.sh #! /bin/sh virt-install \ --connect qemu:///system \ ←root権限でKVMを使用 --name=testvm1 \ ←仮想マシンの名前 --ram=512 \ ←割り当てるメモリ量(MB) --file=/var/lib/libvirt/images/testvm.img \ ←イメージファイルのフルパス --file-size=10 \ ←イメージファイルのサイズ --vcpus=2 \ ←割り当てるCPU数 --os-type=linux \ ←OSのタイプ --os-variant=virtio26 \ ←(対応していれば)最初からvirtio(KVM高速I/Oドライバ)を使う --network bridge=br2 \ ←割り当てるネットワークI/F --nographics \ ←グラフィカルモードを使わない --accelerate \ ←可能ならばKVMあるいはKQEMUのカーネルアクセラレーションを活用 --hvm \ ←完全仮想化 --location='ftp://192.168.25.13/pub' \ ←インストールソースの指定 --extra-args='console=tty0 console=ttyS0,115200n8' ←コンソールを使用実行するとテキストモードでCentOS5.5のインストールが始まります。
通常のサーバと同様にお好みで設定します。
※割り当てているネットワークI/Fは、タグVLANを設定していないI/Fです。タグVLANのI/Fを指定すると、導入時に見つけてくれなかったので、タグVLANのI/Fは導入後に追加します。
導入されたゲストサーバを確認します。
[root@gold ~]# virsh dominfo testvm1 Id: 3 名前: testvm1 UUID: 332c5d5c-b326-0269-9834-64994fd5bbb3 OS タイプ: hvm 状態: 実行中 CPU: 2 CPU 時間: 31.3s 最大メモリー: 524288 kB 使用メモリー: 524288 kB 自動起動: 無効にする
タグVLANのNICを追加
ゲストサーバの設定ファイルを開きます。
[root@gold ~]# vi /etc/libvirt/qemu/testvm1.xmltestvm1 332c5d5c-b326-0269-9834-64994fd5bbb3 524288 524288 2 hvm destroy restart restart /usr/libexec/qemu-kvm ←導入時から設定したNICの設定のここから ←ここまでを追加するNICの数だけ下記にコピペ← ← ← ←コピペ ←コピペ←コピペしてMACアドレスを変更 ←コピペして対応するデバイス名に変更 ←コピペ ←コピペ ←コピペ←コピペしてMACアドレスを変更 ←コピペして対応するデバイス名に変更 ←コピペ ←コピペ ←コピペ←コピペしてMACアドレスを変更 ←コピペして対応するデバイス名に変更 ←コピペ
ゲストサーバが動いていたら止めます。
[root@gold ~]# virsh shutdown testvm1
ゲストサーバの設定内容変更を反映します。
[root@gold ~]# virsh define /etc/libvirt/qemu/testvm1.xml ドメイン testvm1 が /etc/libvirt/qemu/testvm1.xml から定義されました
ゲストサーバを起動します。
[root@gold ~]# virsh start testvm1 ドメイン testvm1 が起動されました
ゲストサーバにログインし、追加したNICにIPアドレス等の設定し、ホストサーバと同様にマルチホーミングの設定を行います。
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