日時:2010/02/24 19:00 to 21:00
会場:SRA OSS, Inc. 日本支社 セミナールーム(大塚セントコアビル5階)(東京都豊島区南大塚3-46-3)
URL:http://sites.google.com/site/kasotomo/
URL:http://atnd.org/events/3085
- 19:05 『デスクトップ仮想化(VDI)』Citrix 北瀬さん
- 資料 http://docs.google.com/viewer?url=http://v12n.jp/files/XenDesktop_Seminar_vtomo.pdf
- デスクトップ仮想化=VDI
- 2006年ころから
- コンセプトは10年前から
- 下層から[ハード]-[OS]-[アプリ]-[プロファイル]-[ユーザ]の構造の[OS][アプリ][プロファイル]をオンデマンドに構築する
- 種類
- サーバベース型=metafrace
- クライアント:サーバの1セッション
- クライアントが1つのサーバリソースを共有→暴走すると他ユーザを巻き込む
- 画面だけがクライアントに転送される(N:1)
- 仮想PC型≒VDI
- クライアントOSを仮想化(ハイパーバイザ)
- サーバのリソースは共有
- 仮想OSは占有
- ブレードDL型
- HPのCCI
- クライアントOS:ハード1台
- ハードも共有
- ネットブート型
- サーバがクライアントをブートし、クライアントがサーバにアクセスしディスクイメージをロードする
- ハード、ソフトを共有
- クライアントの使用感はローカルとほぼ同じ
- クライアントサイド仮想PC型
- クライアントがハイパーバイザ上の仮想OSになる
- クライアントがハード、ソフトを共有する
- VMWareWorkstation,VirtualPC
- デスクトップ仮想化のメリット
- クライアントの管理コストを削減
- セキュリティ向上
- 環境の構築が迅速になる
- オフィスと在宅で同一の環境
- 課題
- 周辺機器のサポート
- ネット越しの動画再生がきつい
- パフォーマンス
- オフライン対応
- ストレージ(全クライアント分を保存する必要あり)
- XenDesktopとは
- 無償版あり
- クライアント←→コネクションブローカー←→サーバ(XenServer)
- クライアントにエージェント導入
- エージェントはMac,Windows,Linux,iPhone
- Windowsにはオフラインプラグインあり
- DazzleというAppStoreのような使いたいアプリを使えるサービスがある
- コネクションブローカー
- WebI/Fあり
- SSL-VPNアプライアンス(アクセスGW)あり
- サーバ(XenServer)
- 有償版は管理機能とHA機能あり
- プロファイル管理…アプリに接続、デスクトップに接続の際、複数接続のプロファイル上書きを回避する
- クライアントがサイトにアクセス、ログイン→アプリ(XenAPP、アプリだけの画面)orデスクトップを選択→ビュワーで操作(Citrix Online Pluginで全画面も可)
- プロビジョニングサービス…アプリをイメージ化(vDisk)→ネットワークブートしクライアントに提供
- vDisk
- スタンダード…共有、1:N、リードオンリー
- プライベート…1:1、リードライト可
- FlexCast
- ユーザ毎に最適なDeskTop(先のxx型で接続)
- 例) 一般社員=VDI コールセンタ、販売員=XenAPP 在宅=VDI ヘビーユーザ、開発=ブレード 学生、ネカフェPC=プロビジョニング
- 必要に応じて組み合わせも可(VIDしておいて重いものはブレードとか)
- OSイメージ配信(XenClient2.0)…オフライン化
- HDXテクノロジー
- ICA…プロトコル
- クライアント、サーバ、これらを接続するネットを調査し、最適な手段で接続する
- 例)VoIP、動画、Flash再生は、サーバ再生かクライアントにダウンロードさせるかどっちがベターかを判断する
- 考慮点
- 最適な組み合わせ
- ネットワークの帯域は重要
- ストレージやネットワークの設計を考慮する
- アプリ、プロファイルの管理
- 20:12 終了
- 20:22 『仮想デスクトッププロトコル ベンチマーク結果報告』日本仮想化技術株式会社 木下さん・遠山さん
- 資料 http://docs.google.com/viewer?url=http://virtualtech.jp/download/100212-vdibench-report.pdf
- ベンチマーク比較動画 http://virtualtech.jp/handout/vdi-movie/
- RDP7.0…マイクロソフトのVDIプロトコル(WindowsServer2008R2、Windows7で使用可)
- ICA…CitrixのVDIプロトコル(様々なOSに対応、帯域を少なく済むのでモバイルでも実用的)
- 3回計測した平均 回線は1Gbps
- IE8スクロールベンチ(スムーススクロールはオフ)
- 帯域 RDP=9:ICA=1
- 速度 RDP=1:ICA=1
- Wordスクロールベンチ(マクロを組んだ)
- 速度 ローカル100%:ICA108%:RDP131%
- 帯域 VDI=1:RDP=20
- パワーポイントのスライド(自動再生)
- 速度 ローカル100%:ICA106%(再生4秒):RDP116%(再生10秒)
- 帯域 VDI=1:RDP=20
- テキストデータだとほとんど差がない
- 差が出るのは自然画像(写真など)
- WMV再生(DRMなし)
- 帯域 差なし
- サーバ上でレンダリング ICA=1:RDP=5
- FLV(HDX有効、ローカルのFlashプレーヤを使用)
- ICAは再生2回目以降はキャッシュする
- ICA Acオン=1/45:ICA Acオフ=1/4:RDP=1
- 思ったこと
- クライアントは安価なPCで構築(Ubuntu等を入れて)し、共用アプリやOSをXenServerで供給するといった、コスト減かつセキュリティ(ユーザが勝手にソフトを入れるのを防ぐ等)を保った運用ができそう。
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