- 開催概要
- 名称
- CSS Nite LP, Disk 8
- 日時
- 2010年1月9日(土) 10:30開場、11:00開始〜18:00終了
- 場所
- ベルサール神田 千代田区神田美土代町
- 参加申込フォーム
- http://lp8.cssnite.jp/
- 公式ハッシュタグ
- #cssnitelp8
- 開催内容
- 11:00 Google Analytics ベーシック
- [感] 淡々と機能を説明していくだけなので解説本を読んだほうが良い
- [感] この本良いです Google Analytics 完全解説 http://www.amazon.co.jp/dp/4901823272/
- アジェンダ
- 基礎知識
- カスタマイズ
- 新機能
- 指標、ディメンジョン
- 指標→直帰率
- ディメンジョン→セグメント
- レポートデータの計算方法
- 新規とリピータの区別=セッションで区別
- ユーザが30分以上何も操作しないとセッションは終了
- 滞在時間に離脱ページは計測できないので含まれない。直帰の場合は0秒とみなしている
- 404ページにトラッキングコードを貼って集計するのもいい
- データの取得
- HTTP
- ブラウザ
- First Party Cookie
- 「離脱率」は数値だけ見るとページの善し悪しが把握しづらい。表示形式を「比較」にするとサイトの平均からグラフで示してくれる
- コンバージョン設定
- 特定URL(サンクスページ等)の設定
- 価値 成約率から Adwordsと連動
- 目標値:顧客との取引平均額が5万円で、成約率が10%なら5000円を目標値とする
- セッションあたりの滞在時間、セッションあたりのページ数でコンバージョンとみなすことも可能→キャンペーンページなどに有効
- カスタマイズ
- レポート
- 新機能
- アノテーション=メモ・コメント
- インテリジェンス=トラフィックの変化をアラート(カスタムなものはメール通知も可能)
- 非同期トラッキングコード=ページ読み込み障害になる可能性を減らす
- トラッキングコードをページ最下部以外に置ける=最下部だとページを表示しきらないと有効にならないが上部なら取りこぼさない
- カスタム変数=データにタグ付け 5つまで
- ユーザ定義変数との違い:複数定義できる
- モバイルトラッキング=携帯対応
- UIDで区別 UIDはドコモは取れないがリリース時に取れるようにする
- リリース時「モバイル」メニューが増える。キャリア毎に云々することも可能
- ページタイトルは取れない(URLは可) ドコモはリファラを取れない
- 12:26 休憩
- 12:55 仮設検証型、かつ4つの対顧客戦略でデータを見る〜Google Analyticsを使った分析のあるべき流れ
- ゴール
- 分析手順や分析視点をもつ
- 3つの解析視点 データはコンテキストの中で使う
- トレンド 推移
- ベンチマーク 比較
- セグメント 分類
- 例題「売上(CVとみてもよい)が、売上グラフをみると右肩あがりなのに上司に怒られた。なぜか?」
- 目標に達してなかった→売上グラフには目標値が書かれているはず
- ベンチマーク
- 平日/休日で分けるなど過去と同様の傾向を探して比較する
- セグメント軸
- 顧客層:過去購入者、会員、潜在顧客
- ユーザ特性:直帰、滞在時間が長い、新規、再訪問者
- 閲覧履歴:どのページを見ているか、トップから?直行(LP)?
- 流入タイプ:参照元あり/なし、広告から?検索エンジンから?(フレーズ)
- コンバージョン:セッション別、会員登録、申込み・問い合わせ
- 会社経営、マーケティングのやることと同じ
- 4つの対顧客戦略(4S)
- 集客(流入) = トラフィック 参照元(どこから)
- リファラを見る:なし/検索(広告/オーガニック)/検索以外(ドメイン,URL)
- 接客(回遊) = コンテンツ どこをみている
- 集客別の直帰率から改善(LPO)
- 改善点の見つけ方:シナリオ分析 = 目標到達プロセス 例「一覧→詳細→資料請求→完了」
- 経路が無限にあるのでシナリオで分析
- 成約(CV) = コンバージョン 満足度
- 再訪(RP) = ユーザ リピータ
- 集客
- 分析の優先度
- ROIで考える
- 例題「成熟した(顧客がある程度いる)ECサイトで以下の施策をどの順で行う?」
A.キャンペーンで集客(SEO・PPC)
B.適切に接客する(回遊)(LPO・ユーザーの使う言葉にサイトを改修する)
C.成約に励む(コンバージョン)(購入プロセスの改善・資料請求プロセスの改善)
D.既存顧客のもてなし(リテンション)(メルマガ発送・資料請求顧客にフォローアップコール)
- 答え「DCBA」 [感] あくまでも答えの1つ
- 新規顧客をとりにいくより既存顧客を暖めるほうがROIは高い(PVアップよりもCV
改善)
- 13:57 休憩
- 14:15 ユーザー行動をセグメント化して、サイト改善〜ユーザーの行動と気持ちに寄り添うセグメンテーション分析
- ウェブマスタからユーザは実体が見えにくい
- ゴール
- 自分基準をもつ
- 芯を強くする
- ユーザに寄り添う
- 自分基準をもつ
- 「"直帰率が高い"を改善」は正しい?
- そもそも1Pでなぜ帰ってしまう?
- 「調べ物」で訪問して「分かった」「分からなかった」で帰ってしまう→長期の間接効果までみる(用語集からショップに誘導する等)
- 直帰率 ↑高 調べ物(問題解決)
↑ 潜在顧客(比較)→新規になりやすい(関連性強化:解決の次(悩みを訊く)、LPO改善、トップページ改善)
↑低 指名買い(目的実行)
- この図 http://twitpic.com/xbb3f
- 芯を強くする
- 「PVを2倍にする」としても漠然として何をすればよいか分からない
- CVの手前でセグメント
- 直帰より不達率を調べる
- 不達率が高いならゴール手前にいるユーザの背中を押すような対策
- この図 http://twitpic.com/xbcuf
- サイトの芯が強くなると
- 検討から決定までが短期間
- 他部門、社内の調整がスムーズ
- 担当者が自信を持って進める
- ユーザに寄り添う
- 分け方「調べ物」「潜在顧客」「指名買い」は同じ
- 検索キーワードからユーザを分析(どんなユーザか推測)
- 仮説が違うことはよくある
- 間違って良い
- 過程を1つ1つ検証し直すことが大切
- リスクの高いリニューアルより、ほどよいPCAの積み重ね
- ODCAを実際に回せる人は少ない
- 15:22 休憩
- 15:40 Web制作会社のための、顧客が逃げないGoogle Analyticsレポーティング〜成果アップのための解析「報告」の実践
- [感] すべてWeb制作会社からの視点です
- アクセス解析とは?
- 顧客の担当者が会社から褒められる
- Web制作会社が顧客の担当者から褒められる
- 提案が通りやすくなる
- 予算が出やすくなる
- コンペ負けしなくなる
- その会社が蓄積してきたものを壊さない!
- 「リニューアルしたら壊れた」はもってのほか
- GAのベンチマークも大切だが、人間のベンチマークも大切
- すべてのお客様に標準的な解析環境を提供する
- あるサイトの例 1Pの直帰率100% 2Pの直帰率5% 圧倒的に下がる
- なぜ1Pで帰るのか?→直行で来たページが望んでいるものと違う
- トップページが一番重要に思えるが間違い
- 個別ページが入り口になるのが大半
- トップページを閲覧開始にしている人は全体の25%
- 集客しているのは何?ゴールデンゲートは何?
- トップが上位、個別ページが下位という見方を逆にする
- アクセスは少ないがそういうページはたくさんある=ロングテール
- ページの入口率(そのページがどれだけ客を呼び込んでいるか)を横軸、誘導率(来た客をどれだけ帰さないか)を縦軸にしてマトリクス(散布図)を作る
- 散布図がうまくまとまらない場合は、どちらかの値を対数にするとまとまる
- どのページをどのように改善すべきか見えてくる(改善する優先度も)
- アクセス数が多いのに直帰率の高いキーワードの改善
- CVは多いのにアクセス数が少ないキーワードを伸ばす
- 例) アクセスを集めている古いニュースリリースに製品情報へのリンクを貼る
- 直帰率を下げるよりロングテールを増やす
- GAから報告書を作るテクニック
- 報告書に書くこと
- 全体像(サマリ)
- 前月伸びた点(がんばったところ)
- 効果が上がる点(これをがんばろう)
- 次に改善すべき点(どうがんばるか)
- サイトの問題点から目を背けてはダメ
- 改善はチャンス
- 問題点が多い=改善できるところが多い→"効果が上がる"を演出できる
- どこを改善するか
- PVが多いのにCVが低いところを改善
- CVが高いところのPVを増やす
- 過去のデータと比較するときは曜日を揃える
- 1日〜末日ではなく曜日を揃えると、比較にブレがない
- いつ何をやったか日記をつける
- データの変動、比較のヒントになる
- リンクは提案
- 電器店の例 来店→店員がヒアリングしながら売り場に案内→商品を提示→購入
- リンクは「あれもある」「これもある」という提示
- ウェブでこれをやる
- 16:30 休憩
- 16:45 経営者視点のサイトリニューアル提案〜Google Analyticsを使った経営成果の算出法
- 広告は集客に繋がる。ではWeb制作はコスト?売上げに直結しない?
- Webは新規顧客に対するコンタクトポイント(広告と同じ)→Webは広告戦略
- 「ウェブサイト作って」と言われたら、ウェブの枠内だけでなく、マーケティングや経営戦略と絡める
- GAは無償→中小企業のアクセス解析活用を開拓
- 制作会社のGAの使い方
- 診断 = 現状はどうか?
- 検証 = リニューアルするとどうなるか?
- 共有 = 数字を見せて納得してもらう(経営層と情報を共有する)
- ウェブサイトが成果に繋がるプロセスを見える化する
- 成果に繋がるユーザのモデル化(今のユーザはどんな人?)
- 滞在率(滞在時間)を見る
- 滞在率が良いキーワードを探す
- 直帰は滞在0分とみなされる→滞在率がごまかされる
- 例) キーワードA 4分:10人=平均4分/キーワードB 10分:3人+直帰7人=平均3分
- アドバンスセッション「直帰以外のセッション」で見る→砂の中の金を取りこぼさない
- キーワードをグループ化
- 固有名詞、テーマ(売り)、地域名
- 環境調査(市場は?)
- アクセスログに無いキーワードを探す
- キーワードの検索回数を調べるにはAdwordsのキーワードツール
- 見込まれる売上げの最大値と最小値を調べる
- 例) 月間検索回数10万回×訪問率10%×間合率3%×客単価5000円としたら150万円
- コストの提示(ROI)
- 松竹梅のコースを設けて顧客に選ばせる
- 検索回数の10%(最大)、5%(標準)、1%(最小)で、それぞれのROIを提示する
- マインドマップで全工程(タスク)をピックアップ
- [感] これをPMBOKやWBSに落とした資料をスライドに映していました
- 最後に
- 中小企業のウェブサイトを制作することは事業の改革に関われる余地がある
- ウェブサイトを制作して終わりではなく、コンサルティングもできる必要がある
- Adobeはモバイル広告会社を買収した→マーケティングもやる
- ゼネラリストになる必要あり
- 17:50 質疑応答
- Q. GAのベンチマークに参加している企業数は?
- A. (Googleの人)全体数は教えられない。1カテゴリ当たり100社が最低数
- Q. これはGAでは無理だから他ツールを使えってのはあるか?
- A. 「目標設定やフィルタが過去に遡れない」「複数ドメインが手間」で、コンフィアナリティクスも良い
- A. まずはGAを使ってみて、出来ないことが分かってから探すほうがいい
- 18:05 終了
[感] Google Analyticsの話を聞きに行ったのに経営やマーケティングの話になっていたでござる
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