2011年9月5日に行われた、『第3回さくらの夕べ~さくらのクラウドをご紹介します~』に参加させていただきました。
そのときのメモです。
■諸元
日時: 2011/09/05 開場18:30 本編19:00-20:00 懇親会20:00-21:00
会場: さくらインターネット セミナールーム (東京都新宿区西新宿4-33-4 住友不動産西新宿ビル4号館 6F)
タグ: #さくらの夕べ
要綱: http://atnd.org/events/19219
当日のタイムライン抽出: http://togetter.com/li/184222
■内容メモ
■さくらのクラウド 9月6日βリリース 発表会
大阪にとりあえず60〜70台入れた。
希望者すべてに試用はできないので、抽選で。要項は後ほど
さくらのVPSは、1.性能 2.安定性 3.低コストを目指した
さくらのクラウドは、さらに 4.機能 5.拡張性を目指している
高性能のサーバ … VPSより性能高い
拡張性の高いネットワーク … 物理でできることは仮想でもできるべき
明朗会計型の料金体系 … 従量課金なしの固定料金 日割り精算も可能
運用を楽にするAPI … 標準でAPIを使える
デモ
会員メニューにログイン
サーバインスタンス作成
ウィザード方式
ゾーン 堂島に2つ
サーバプラン テンプレ化したインスタンス CentOSやvyatta SL6.1が用意されている
作成方法 テンプレから ISOイメージをアップロード テンプレから
パスワード設定
ssh公開鍵をコピペ
eth0の設定 グローバル/スイッチに接続(仮想スイッチ グローバルにつながらない)
タグの入力、シンボルアイコンの選択
コンソールはVNCではなくgifイメージをリアルタイム生成(と説明があったがブラウザにプラグインが要求されたのでフラッシュ?)
スナップショット作成可 ロールバックして戻せたりできる テンプレートに変換可
スイッチ=仮想スイッチ
VPNできる
作成 … ゾーンの選択・名前・説明・種類(ローカルのみ。将来的にグローバルにセグメントを切ることを検討している)を設定
ネットワーク図が表示される
インスタンスの仮想MACアドレスのベンダー部分をさくらでとったので仮想MACアドレスは被らない
ローカルではゾーンが異なると接続できない→ブリッジを作れるのでこれで解消
■さくらのクラウド 開発あれこれ
β版を開発サイドから話す
サーバ
ネットワーク
ストレージ
β時点でのコンパネ機能
サーバ管理
作成、起動、終了、リセット、コンソールアクセス
リスト表示、名前、タグ、アイコン
ストレージ管理
作成、削除、スナップショット、テンプレ作成
サーバとは別リソース
ネットワーク管理
スイッチの作製、削除、サーバの接続
ブリッジの作成
テンプレート管理
※ほとんど前セッションのデモで見せてしまったので話すことがなくなったらしい。
■質疑応答
Q.ストレージがユーザ側からどう見えるか?
A.直にアタッチされたディスク領域で見える(/dev/hda等) 内側はホストでNFSマウントあとはQEMUがうまいことやってくれる
Q.ストレージを別サーバにつけかえできるのか?
A.サーバを削除してもストレージは残る(物理HDDと同様) そのストレージを別サーバにつけかえることはコンパネでできる
Q.IPv6対応は?
A.ベータの時点はIPv4のみ。「v6対応はいつごろ?」には、いつとは言えないのでとりあえずはGWサービス使って
Q.料金は?
A.まだ決定していない
Q.使っているハイパーバイザは?
A.KVM
Q.仮想スイッチは?
A.独自 vyattaは使ってない。VLANタグを書き換える感じで
Q.SLAは設定する?
A.いまのところなんとも言えない
Q.APIについて 「トランザクション的処理」に詳しく
A.サーバとディスクをつくろうとしてディスクの生成に失敗したなど不整合を起こさないようにする程度。複雑なことはできない。詳細は検討中。ベータ公開時点ではAPIない。まだバグがあるので直してから
Q.ライブマイグレーションはできるのか? さくらのメンテ時など
A.できるように検討している
Q.海外への展開は?
A.管理画面のリソースは多国語対応できるように分けている。まずは国内のリージョンの充実 大阪→東京・石狩。東京の設置を予定していたが、電力事情等で大阪に移した
■ベータ版募集要綱
参加者に資料が配布されました。
■ディザーサイト
http://cloud.sakura.ad.jp
■感想
クラウドへの参入が後発だけなあっていろいろ考えられていると思いました。コンセプト、管理画面や料金について。
サーバを国内に設置してどこまで料金を安く抑えられるかが気になります。AWSより高い場合は高い分AWSより何が売りなのかを示さないと厳しいかも。使いやすさだけでは決定権がある経営層を納得させるのは厳しいので。(経営層が直接設定などするわけではないのですから)
ネットワークの設定、NICの増設が簡単にできたり、ローカルとグローバルとを簡単に切り替えられる仮想スイッチ、管理画面でネットワーク図が見られるなどプロバイダの視点が活かさせているというか、「こういうことを管理画面でできたらいいな」というのができているのがとても良いと思いました。
社のサーバでKVMをベースにしたクラウドもどきを構築しているのですが、自動化・汎用化においてやりたいと思っていることがやられている感じです。「これやりたい」という感じ。この点からもとても共感できます。
ベータ版をぜひいじってみたいです。抽選のようなのでアピールして当選を目指したいと思います(^^;
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